どーも!!
オロチんです。
デジタル改革担当相の平井卓也氏は6日に、閣議後記者会見で小中学校の教科書をデジタル化にすることを検討していると発言していました。
最近よく聞くデジタル化について、確かに紙ベースの分厚い教科書や参考書を持っていくのは非常に面倒です。
それよりもパソコンもしくはタブレット1代持ち運べば、強化所はいらなくなります。
ただ皆さんこう思うと思いますが、いいことばかりではないのではないか?と思う方もたくさんいると思います。
なので今回は、教科書のデジタル化についてメリットやデメリットなど私自身で調べめ止めてきました。
目次
教科書のデジタル化とは?
そもそも教科書のデジタル化って何なの?と思う方もいると思いますので、簡単にデジタル化とはいったい何なのかについてご紹介します。
デジタル教科書とは、デジタル機器や情報端末向けの教材のうち、既存の教科書の内容と、それを閲覧するためのソフトウェアに加え、編集移動、追加、削除などの基本機能を備えるものを指します。主に教員は電子黒板等により子供たちに提示して指導するためのデジタル教科書と、主に子供たちが個々の情報端末で学習するためのデジタル教科書に大別されます。特に、学習者用デジタル教科書は、単に紙媒体の教科書の内容がそのまま表されるだけではなく、インターネットの活用、教員と子どもたち、または子どもたち同士間の双方向性のある授業が達成されるものが求められます。
ようはタブレットやパソコンさえ導入すれば、電子黒板としても使えるしインターネットも活用できるから、子供たちが疑問に思った事もしくは教員が分からないことも、インターネットを活用すればすぐに解決ができるという子供と大人も役に立つ便利ツールということです。
ではそんなデジタル化のメリットについてご紹介していこうと思います。
教科書のデジタル化で得られるメリット
今回の本題でもある、教科書のデジタル化のメリットデメリットについて、まずはメリットからご紹介していこうと思います。
メリットは以下のポイントに振り分けられると思います。
- 学習障害や読書障害などにも対応できる
- 子供達が学びやすい環境づくりができる
- 子供達の負担が減る
- 分からないことはすぐに調べれる
以上のようなメリットがこのデジタル化には備わっています。
ではそれぞれのポイントについて、詳しく解説をしていきます。
学習障害や読書障害などにも対応できる
このデジタル化によって、学習障害のある子にはもうすでにこのデジタル教科書の使用が認められています。
ちなみに学習障害とは主に、文字の読み書きや視力の問題や文字の読み書きが苦手な子などを表します。
そういった障害を持っている子にも、このデジタル化によって周りと同じように学べる環境づくりができます。
子供達が学びやすい環境づくりができる
今までの学びの現場と言えば、重い教科書を毎日学校にもっていき、その教科書をベースに先生が黒板に書いたことをノートにまとるというのが今までのスタイルだったと思います。
ただこの教科書のデジタル化にすることによって以下のことが出来るようになります。
- 拡大機能(文字や画像などの拡大)
- 音声学習(音声による学習方法今でいうオーディオブックみたいなもの)
- 動画学習(アニメーションでより分かりやすくする)
- 書き込み機能(ペンなどがなくてもそのまま教科書に書き込める)
- 保存機能(教科書に書き込んだ内容など保存)
以上のように、今までよりも大幅に学習のしやすさなどが改善されるようにはなるので、かなり子供達にも優しい学習環境は作れるのではと期待されています。
ちなみに参考にしたページはこちら
子供達の負担が減る
この教科書のデジタル化によって、今まで登校から下校までの子供達への負担がなくなり、さらには教科書などの発行代や購入代金なども軽減されます。
ちなみに、ランドセルや手提げバックなどの重さについては、最高で9.7キログラムあるそうでその負担なども軽減されいます。
この負担がなくなるだけでも、学校についてからの生徒の学習意欲や体力など、あとは勉強への集中力にもおそらく影響が出てくると思いますので、このデジタル化は今後進めていった方がいいかもしれませんね。
分からないことはすぐに調べれる
もちろんデジタル化が進めば、使う教材は電子機器のパソコンやタブレットなどを活用するので、インターネットにもつなぐことが可能です。
なのですぐにわからないことなど、先生自身が分からなかったことなどをネットで調べることが出来ますので、よりその学問について詳しい学習ができることが期待されます。
教科書のデジタル化のデメリット
ここまで読んでいただいた方は、「デジタル化いいんじゃない?」と思った方もいると思います。
ただメリットだけでなく逆にこのデジタル化によって、人体の影響が出るのではないかと懸念の声も上がっています。
そんなデジタル化が進むことについて何が心配さえれるか?そして何がデメリットになっていくのかについてご紹介します。
- VDT症候群
- 教員の対応
- 生徒の学習スピードの格差
以上のような課題が今上がっています。
ではこのポイントを一つずつご紹介します。
VDT症候群
VDT(Visual Display Terminal)症候群とは、PCやスマートフォンなどのコンピュータディスプレイ(VDT)を使う作業を長時間続けることで引き起こされる眼精疲労や視力低下、肩こり、頭痛、イライラ感、抑うつ症状などである。山縣氏によれば、「大人だけの疾患ではなく小児でも報告され治療されている」という。
以上のような症状が出るのではないかと懸念されていますが、ここに関しては適度な運動など休憩をとるなどして今後改善はされていくのではないかなとは思います。
教員の対応
教員の方たちの中には、こういった電子機器を使った授業が苦手と言う方も中にはいると思います。
そんな先生達の今後の課題としては、やはり研修段階でパソコンやタブレットなどを使いこなせるスキルなどが今後の現場では求められるのではないかなと思います。
やはり今の時代「パソコンが触れません」や「タブレットの捜査が分からない」と言った方は少ないと思いますが、一定数やはりこういった方たちはいると思います。
なので今後の学校の対応によっては、生徒だけでなく先生自身もパソコンやタブレットの使い方の勉強も求められるかもしれませんね。
生徒の学習スピードの格差
これはもちろん今の学習方法にも言えますが、この学習方法を取り入れることにより、さらなる学習スピードの格差が生まれるのではないかなと考えられます。
やはり先生だけでなく生徒のなかにも、パソコンやタブレットの使い方がわかなない子供も一定数いると思いますし、それにより学習スピードも変わってくると思います。
なのでまだまだ課題はたくさんあると思いますが、これが支流になれば子供たちも勉強の楽しさなどに気づける機会は増えてくると思いますので、是非とも進めてもらいたいですね。
電子化に備えて一家に一台タブレットを↓
デジタル化についてネットの反応
では今回の報道について、ネットの反応をご紹介します。
- アイディアとしては良い。
だが、スマホやタブレット等で長時間の利用での
視力などで悪影響が出ているのに
学ぶことで健康を犠牲にするのは芳しくない。
- 教科書は紙がいいなぁ。
すぐに開けるし書き込めるし、内容を理解できていれば、ペラペラっとめくるだけで復習できる。タブレットでみるよりも教科書のほうが文字も大きくてみやすく、全体の確認も容易。小学校の教科書についているQRコードは良かったと思います。詩の朗読の音声や実験の動画がみれたりと、このコロナ休校でも自学がやりやすかったですね。が、タブレット使うのって、案外時間かかるんですよね。クラスで使うとなると、立ち上げてサイトみるだけでも大変な作業だったりする。
- 白か黒かではなく、使い分けが大切です。資料や写真、表は見やすいし、最新を参考にできます。話し合いの共有もクラスや学校を超えてできます。
- アイデアは良いと思うけど、タブレット端末などの視力への影響も考えた方が良いかも。飛躍し過ぎずに、紙とデジタル共存でもいいのでは?
- 電子書籍を使っていますが、1回読み切りの本は電子、何度も読み返したい本は紙にしています。
電子書籍そのものが悪いのではなく、まだ技術的に紙の本に追い付いていない部分があると感じます。「本の厚さはこれぐらいだから、結構内容のボリュームがあるな」とか「最初から1/3ぐらいのとこに書いてあったはず」といった感覚は、まだ紙面限定であるように思います。
従って「今の技術なら、教科書は紙がいい」と個人的には思います。
- 教科書は紙でよい。
QRコードを必要に応じて教科書の隅につけるなどして、様々な資料、実験の様子、音声での解説、そのほか理解の促進につながるような、動画などを読みこんで、活用できるようにするくらいなら良いかもしれない。教科書そのものを電子化してしまうのは反対です。
そんなことしたら、結局学習能率が落ちると思います。好奇心があって自ら学習意欲を維持できる子供にとっては何でもないが、学習に意欲がわかないor根気よく物事に取り組めない子供たちにとっては、ますます学習意欲の低下につながる。
ITを活用した教育は、主要教科の教科書を電子化するのではなく、他の形で進めてほしい。
子供たちのために。
- 子どもの視力への影響などももちろん問題ですが、何より現場の先生方は対応できるのでしょうか。今までと同じような教え方で教材だけ変えたって意味がない。他の方のコメントにもあるように、今の教科書をPDF化するだけなら紙のままのほうがいい。デジタルにするなら、それ用にデザインし直さなければいけないはずです。
今の小学生は毎日持ち運ぶ教材がとても重くなっていると聞くので、デジタル化そのものに反対するわけではないですが、中途半端に振り回すのはやめていただきたいです。
- そのアイデアもいいけど、まずは、代議士と官僚のやり取りを原則的デジタル化してはいかがだろうか。
そうでないと、反対派からバッシング受けるだけだと思うが。引用:ヤフーニュースコメント
以上が今回の報道についてのネットの反応です。
導入に関しては賛否両論あるみたいですが、私はこのデジタル化については賛成の意見です。
今よりももっと学習の幅が広がれば、子供たちの学習意欲などにも影響は出ると思いますし、今後の日本の偏差値なども影響は出てくると思いますので、一度導入してみてもいいと思います。
まとめ
では今回のまとめとしては、教科書をデジタル化にしたときのメリットとしては、以下のことがあげられます。
- 学習障害や読書障害などにも対応できる
- 子供達が学びやすい環境づくりができる
- 子供達の負担が減る
- 分からないことはすぐに調べれる
そしてデメリットとしては以下のことが懸念されています。
- VDT症候群
- 教員の対応
- 生徒の学習スピードの格差
ちなみにこのデジタル化がいつ行われるのかについて、現在明確な日にちまではわかっておりません。
もし導入されるとすれば、5Gが支流になった後ぐらいに今までの紙ベースの教科書からデジタル化に代わるかもしれませんね。